治療が難しいうつ病の症状はプロフェッショナルに相談

メンタル不調の病状

悩む人

メンタル不調の状況

長時間労働などを背景にして、メンタルヘルスの問題が注目されています。長時間労働がクローズアップされていますが、なぜ長時間労働になるのかという根本的な問題の解決が必要です。また、仕事量が多いのか、仕事の質の問題なのか、人間関係の問題なのかなどうつ病にかかる要因は様々です。近しい人が亡くなったことや仕事を退職したことなどによる喪失感、それから環境の変化による場合もあります。要因が異なることから症状も一様ではありません。一般的にうつ病と言った場合、その症状は心身両面に現れます。精神面では気分が落ち込む、やる気が出ない、今まで興味や関心があったことに取り組むことができないなどのいわゆる抑うつ状態があります。身体面ではよく眠れない、早朝に目が覚める、寝ている途中で目が覚めるなど睡眠に関する症状が多く見られるでしょう。しかし、うつ病の種類はこれだけではありません。双極性障害はうつ状態があるのに加え、躁状態が現れる病気です。気分が高揚しますので、うつ状態よりも楽しくて意欲的になります。うつの時よりも調子が良くて仕事もさばけますし、患者本人も周囲の人間もプラスになる程度の軽い躁状態であれば状態としては悪くありません。しかし、その程度が著しくなると仕事やお金、人間関係などで大変なトラブルを起こしてしまう可能性が高くなります。新型うつ病と呼ばれるものもあり、普段の生活や趣味は楽しくできるのに仕事や勉強になると調子が悪くなるという症状が出ます。また、仮面うつ病と呼ばれるものもあります。これは、抑うつ気分など精神面の症状よりも、頭痛や微熱などの身体症状が先に現れてくる病気です。頭痛や微熱となれば一般的に疑うのは風邪です。また、倦怠感も出てきますが、これも疲労によるものだと考えがちです。内科や耳鼻咽喉科の診察を受ける場合が多くなるでしょう。この診察の段階で、内科医や耳鼻科医がうつ病を疑ってくれればいいのですが、精神面の症状についての訴えがないため、風邪と診断されることになります。仮面うつ病にかかりやすいのは責任感が強くて真面目、そして完璧主義者であるケースが多いです。このため、少し調子が悪いと感じても、自分に厳しくなって休むことができません。この状況が続いてしまうと精神面の症状も出てきて、病状が重くなってしまいます。うつ病の病状から長期間続くということを除けば、気分が落ち込んだりよく眠れなかったりする症状は誰しもが経験します。自分の状況を客観的に見る、他人のアドバイスに耳を傾けることが、症状を把握するためには必要なことです。

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